里山の連環

research2013

大学の卒業制作作品『里山の連環』です。里山環境における合理的な循環構造や動植物相互の持続的関係性、また、そこで暮らす人々の生活の態度に惹かれて、これをダイアグラムとして視覚化することに取り組みました。B0ポスター5枚分になりました。一部図版は研究資料として引用。地元の里山保全団体の活動に参加させてもらって山を歩いたり、埼玉県秩父の棚田で米作りをしたりしました。

人工的なエネルギーを必要とせず、自然と人間とが協調しながら生活が営まれる環境を里山と呼びます。人間は里山から得られる天然の資源を利用し、里山は人間の手入れによってその生物多様性と豊かな風景を維持しています。里山の合理的な循環構造や動植物相互の持続的関係性、また、そこで暮らす人々の日常の記録は、これからの時代に必要な考え方を導いてくれると考えました。3年間のフィールドワークで見えてきた里山の輪郭やその組成を視覚化し、各専門分野に蓄積された里山の姿を総合的に編集しました。

【民俗】自然の変化にあわせて催される行事や祭、人々の暮らし
【生活史】自然と人間の1年のスケジュール
【水田】水田の1年とそこに集まる生き物
【連鎖】食べる食べられるの関係
【雑木林】雑木林の1年とその環境

武蔵野美術大学 卒業制作優秀作品 2012年度